Exotec SAS(本社フランス、クロワ市 CEOロマン・ムーラン、以下Exotec)の100%子会社であるExotec Nihon株式会社(東京都港区 取締役社長 立脇竜、以下Exotec Nihon)は、2024年7月24日、東京都江東区新木場の「Exotec®東京デモセンター(以下本施設)」が開設から1年を迎えたことを発表いたします。本施設は、当社の倉庫自動化ソリューション「Skypod®システム」の実機を展示し、日本初となる常設の展示場として開所いたしました。これまでにのべ500名様にご来訪いただき、Skypodシステムのパフォーマンスをご体験いただきました。
また本施設は、お客様の実際の商材を使用し、倉庫自動化を想定したパフォーマンス検証・コンサルティングまで行うことで、Skypodシステムの導入にお役立ていただける拠点としても稼働しております。
Skypodシステムは高パフォーマンスを誇り、物流を強みへと変え、自社のビジネスを拡大するための強力な推進力となります。また、あらゆる市場変化に柔軟に対応し、10年後も最前線で利用可能なシステムとして設計されています。
Exotec Nihon取締役社長 立脇竜は以下のように述べています。
「Skypodシステムは様々な物流施設に対応しますが、多品種少量の商材を数多く、かつ迅速に処理するeコマース、オムニチャネルといった業態のビジネスのお客様に数多くご採用いただいています。1つのシステムで店舗・拠点間配送(B2B)と個別配送(B2C)が同時に扱え、配送ルートや地域、また店舗での棚への充填等を考慮した順立て出荷も可能で、倉庫の自動化のみならず、店舗オペレーションの省人・効率化とオムニチャンネルの強化を実現します。更に将来の市況変化やビジネスの伸長にも臨機応変に対応する高い柔軟性と拡張性を合わせ持ちます。東京デモセンターは、昨年末のリニューアルによってお客様の商材を用いて倉庫オペレーションをご確認いただける体験型のデモセンターへとリニューアルし、ご導入に向けたコンサルティングから実機を用いた試行を含め、倉庫自動化を中核とした物流の全体最適化に向けた多くのインサイトを皆様へご提供する施設として、これからも広くご利用いただければと考えております。」
高い安全性で未来を支える:10年後もフルフィルメント最前線で安心してご利用いただくために
当社は、パフォーマンスの保証はもちろんのこと、人や商材・建物への物理的な安全だけでなく、情報漏洩や機密保持といったデジタルセキュリティの側面も含め、安全性を最優先事項と位置付けております。
物理的安全性の確保
作業者および商材への危険を排除するための安全策を徹底しています。
Goods to personのソリューションであるSkypodシステムでは、作業者が重い商材を持ち上げたり、かがんだりといった長時間の反復作業から解放されることで、肉体的な負荷を減少させます。また、ラックの高い位置にある商材をピックする必要がなくなるため、落下事故を未然に防ぐことが可能となり、労働災害の発生を防ぎます。さらに、ステーションは人間工学に基づいて設計されており、作業者の負担を軽減します。
Skypodシステムでは、ロボットが作動し搬送を行う保管エリアと、人間が作業するステーションは完全に分離され、フェンスが設置されています。これにより、ロボットと人間の作業者が交錯することによる衝突事故や、作業者同士のヒューマンエラーを防止します。
Skypodで用いられるラックは各国の法令に基づく耐震設計となっています。ロボットが唯一の可動部のため重厚長大な従来型自動倉庫と比較し、地震後の復旧作業を容易にします。
また、各ラックには消防のためのスプリンクラーを設置可能です。火災の場合の被害を最小限に抑える設計となっています。
Exotecはフランス、アメリカ、日本にコントロールセンターを設置し、デジタルツイン技術を用いた仮想空間で全世界のロボット・システムを監視しています。これにより、リアルタイムでの監視と安全性の確保が可能となります。
当社のシステム管理用ソフトウェアは全てExotec内製であり、お客様拠点ごとに管理されるため、顧客情報を含むいかなる情報も第三者機関に流出することはありません。データの取り扱いについては、ヨーロッパの厳格な基準に準拠しており、常に最新のセキュリティ対策を講じています。
Exotecは今後も、安全性を最優先に考え、従業員・顧客・商材の安全を守ります。最先端の技術と厳格な安全基準を組み合わせ、安心・安全な環境を提供してまいります。
<本件に関する報道関係者のお問合せ>
Exotec Nihon株式会社
Marketing Director 丹生 孝正
E-mail:marketing.japan@exotec.com