Lane Automotive

レーン・オートモーティブ社がどのように倉庫業務を変革し、注文処理時間を平均109分から15分以内に短縮したのか、ご一読ください。

Lane Automotive, Inc.（レーン・オートモーティブ社）は過去60年以上にわたり、レースシーン、及び自動車のアフターマーケットパーツ類（※）およびアクセサリーの世界的なディストリビューターとして、自動車界に貢献してきました。

※ 消耗品の販売、機能を追加するためのソフトウェアの販売、故障した際の交換部品の販売や修理保守などのメンテナンスサービスなどを指す。

ミシガン州ウォーターブリエットにある約39,000平方メートルの主要施設で操業する同社は、100,000以上のSKUを在庫として持ち、350万以上のパーツを幅広いカタログから提供しています。 また、約9,300平方メートル敷地内にあるショールームでは、膨大な品揃えの製品を購入することができるようになっています。

敏捷性、正確性、一貫性が顧客の成功に不可欠な市場において、同社は「顧客第一」のアプローチを最も大切にしています。 これにより、同社は2021年中に注文処理業務のエンド・ツー・エンドのソリューションを模索することになりました。 既存サイトにおける事業の変革を目指し、業務パフォーマンス、効率性、正確性、従業員体験の向上を優先させながら、長期的な視点で様々な変化に臨機応変に対応することを目指しました。

多くの顧客が週末のドライブ前やモータースポーツ等の特別なイベントの前に重要な部品を注文することを考えると、タイムリーで正確な商品の発送は、最高の顧客体験を提供するためには不可欠となります。 特に、同社は1日の注文の50％以上を午後3時から7時の間に受けること、集荷（配送のための出荷）時間が午後7時30分であることから、顧客の期待に応えるためには、フルフィルメントによる出荷と運送会社の集荷時間を守ることが不可欠です。

販売量が増加するにつれ、こうした課題はレーン・オートモーティブ社の従業員にとって、需要を賄うために倉庫内を一日約20km歩いて商品をピッキングして運搬しないといけないなど、多大な負担となっていました。 そこで同社は、従業員の生産性を向上させ、人間工学に基づき、全体的な働きやすさを改善するソリューションを積極的に模索しました。

さらに、急速にビジネスが拡大しているレーン・オートモーティブ社は、常に需要が変化する多様な製品のマルチチャネル・フルフィルメント(※)をシームレスに管理できる、俊敏で拡張性の高いソリューションを必要としていました。

※複数の販売チャネルからの注文を、統合されたシステムで一元的に管理し、適切に配送すること。 ソリューションの導入を成功させることは、同社のビジネス成長の勢いを加速させ、多様な顧客層の変化するニーズに対応するために必須なことでした。

レーン・オートモーティブ社、ディストリビューションセンターのSkypodシステムは、 インテグレーター・パートナーのConveyco社 によって導入されました。

1. パフォーマンスの向上

• スループットと効率が600%以上向上
• 各ステーションでの出力、毎時50行から毎時300行に向上
• 追加のオートメーションシステム使用によって、注文処理時間を大幅に短縮。フルフィルメント注文のサイクルタイム（ピッキング開始から発送トレーラーまでの時間）を平均109分から15分以内という驚異的な短さに短縮。

2. 柔軟性の向上

• システムは、ビジネスの成長とピークシーズンのボリュームに合わせて簡単に拡張でき、高密度のストレージ容量を活用しながらスループットを急速に拡大可能
• 最小限の追加投資で、システム容量を2倍に拡大可能
• 約2700㎡以下のコンパクトな設置面積で、同社の注文量の大部分を処理

「私たちが企業として行うすべての意思決定はお客様の動向に左右されます。そのため、フルフィルメント業務を今後何年にもわたって変革していくために、既存のオートメーションや流通エコシステムと簡単に統合できるEnd-to-endの適切なソリューション（ロボットを活用したGoods-to-personのシステム）を導入する必要がありました。 ExotecとConveycoは、当社の流通システム自動化における重要なパートナーであり、Skypodシステムの効率性とスループットを最大化する最高の自動化システムを提供してくれました。」

Lane Automotive社 CIO David Meadow氏

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