Exotecの取り組みの一つは、倉庫の成長を支えながら、人々をサポートし続けることです。その取り組みを実現すべく、2021年初めに出荷準備ソリューション「Skypod」を補完する自動ピッキングモジュール「Skypicker」を新しくローンチしました。 生産性の向上と業務負担の軽減を可能にするイノベーションをご紹介します。
ECの需要の増加により、2025年までに自動ピッキングソリューションの市場は62.5%増の16.7億ドルに達すると推定されています。 食品から衣料品、非調剤薬品、産業、さらには文化やハイテク分野に至るまで、敏捷性とパフォーマンスを絶えず求めている企業は、その業態に合った専用のソリューションを常に求めています。Exotecは、注文準備ソリューションSkypodの成功を受けて、お客様により包括的なソリューションを提供しようと考えました。 そこで、プラグアンドプレイでSkypodシステムに統合されたピッキングモジュール「Skypicker」が誕生しました。主なメリットは作業チームの出荷準備能力の倍増や反復的なタスクの排除、難儀な仕事の削減です。
グローバルロジスティクスソリューションを中心に連携する技術、ノウハウ、イノベーション
Skypickerは、最小2cmx2cmの表面で2kg未満の固体物体を2m/sの速度で移動させることができる関節式アームで構成されています。また、独自のオーダームーバー(注文の自動転送システム)が装備されており、4つのオーダーを同時に準備することができます。それらを次のステーションに転送し、そこで手動ピッキングで残りの出荷準備をしたり、アイテムの梱包を行います。これらすべてのオーケストレーションは、Skypodで既に使用しているAstarソフトウェアによって実行されます。囲われた安全な環境下で動作を行うことにより、現場の作業者の安全を確保します。 Astarは、関節アームを倉庫内のロボットと同期させ、出荷準備ステーションに送るケースを決めます。本システムには高解像度カメラと数学的視覚化アルゴリズムが加わります。
Skypickerは毎時600アイテムの処理速度に到達することで、掴むことができる(グリッパブル)商品の継続的な出荷準備を保証します。 こうした商品は主に化粧品、健康、ハイテク、文化、食品分野の商品全体の30〜50%を占めています。
「今後更に機能を拡張し、すでに新しいグリッパーベースのグリップ方法をテストしています」